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睡眠時無呼吸症候群

[2021.01.27]

当院では睡眠時無呼吸症候群の検査を行っておりますが、最近お問い合わせが続きましたので、睡眠時無呼吸症候群について簡単に説明を記載致します。

 

睡眠時無呼吸症候群(sleep Apnea Syndrome:SAS)

睡眠時無呼吸症候群(SAS)とは、睡眠時に呼吸が何回も止まる病気です。英語のSleep Apnea Syndromeの頭文字をとってSAS(サス)と言われています。

睡眠時に呼吸が止まると、日中の眠気が強くなり、眠気のために集中力の低下を来たし、事故などの危険が高くなります。

また、無呼吸により低酸素の状態に陥り、心臓、脳、血管に負担をかけることがわかっています。

実際に、高血圧症、狭心症・心筋梗塞、心不全、不整脈、脳卒中、糖尿病などのリスクが上がり、逆にこれらの病気を持っている方は睡眠時無呼吸の合併がある可能性があります。

睡眠時無呼吸症候群の際の自覚症状(他覚症状)は主にいびき、無呼吸の指摘があります。その他、日中の傾眠、体のだるさ、夜間の頻尿、起床時の頭痛などの症状があり気がこの様な症状に覚えのある方は検査をおすすめ致します。

まずは自宅での簡易無呼吸検査を行い、無呼吸を評価し治療方針を行っていきます。

1時間に5回以上、10秒以上呼吸が止まる状態であると睡眠時無呼吸と考えられます。

治療には、口腔内装置、肥満の方は減量、持続陽圧呼吸療法(CPAP療法)、手術などがあります。

軽症ではまずは口腔内装置(マウスピース)を用いることで、改善する可能性があります。

重症な方は持続陽圧呼吸療法(CPAP療法)を行うことにより、無呼吸の改善だけではなく、高血圧、不整脈、糖尿病などの改善につながり、心筋梗塞、脳卒中の発症をおさえることがわかっています。

睡眠時の無呼吸により、生活習慣病や循環器病を引き起こすリスクが高くなるためこのような症状を自覚する方、周りでいびきのひどい方は是非受診していただき、検査をおすすめ致します。

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