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5月24日よりコロナワクチン接種を開始致しました。

[2021.05.26]

コロナワクチン接種を開始しております。

通常診療と昼の休みの時間を使いながら対応しております。

本日で2日経過致しましたが、接種される皆様のご協力の下大きな問題が無くすすめております。スムーズに接種出来るようすすめていきますので、引き続きよろしくお願い申し上げます。

当院で接種出来るのはファイザー製ワクチン コナミティです。(上の写真の物です。)

このワクチンは使ってみると、ちょと接種には問題があって、-90~-60℃の冷凍で保管可能、-25~-15℃(一般の冷凍庫)で最長14日間保存可能。冷蔵庫(2~8℃)で解凍する場合は、解凍及び希釈を5日以内の使用はいいのですが、これを希釈して注射器に移すと6時間以内に使用しないといけません。

一つの瓶の中には0.45mlの液体が入っていて、1.8mlの生食で希釈するので、合計で2.25mlとなります。一人当たりの使用量が0.3mlですので、非常にうまく採取すると、0.3ml×7人分=2.1mlになるため7人分も採取出来ることがあります。(当院で検証しました。)

接種に関しては、注射器に入れたら6時間以内に使用しないといけないので、患者様のドタキャンみたいなキャンセルがあった場合、(本日も、不慮の事故で来院困難な方が1人いらっしゃいました。)混注し接種までの時間を抜いて3−4時間程度で接種可能な方を探すことになります。本日は、診察に受診された方で、たまたま接種券をお持ちの方に接種し無駄の無いように対応出来ました。

こういう余った場合できる限り廃棄にしたくないため、対応を苦慮するとことがあります。

ここで昨日、かかりつけの患者様よりお問い合わせをいただいた内容をご紹介します。

「ワクチンが余った際に、適当な高齢者の方がいない場合、いつでもすぐに伺うので是非打たせてほしいです。」と接種券のお持ちでない65歳未満の基礎疾患のある患者様が話されました。

確かに、河野大臣の記者会見(長いですが、内閣府のHpに内容があります)を抜粋すると、

--医療従事者ですとか高齢者、高齢者の中でも接種券を持っている方がいればその方を優先していただきたいと思っておりますが、若い方でもそこで予診をやっていただいて、打って問題ないということであれば打っていただいて、どなたに打ったかしっかり記録すると。ですから、身分証をしっかり確認していただくということは必要になるのかもしれませんけれども、廃棄せずにきちんと対応していただきたいと思います。--

とあります。河野大臣のご意見のように無駄の無いように対応したいため、こういった対応が可能かを岐阜県に問い合わせ致しました。

(私) ワクチンが余った際に、適当な高齢者が無い場合の、接種券をお持ちでない方の接種は可能か?

(県)それぞれの市町村で決めるので県ではわかりかねる。 とたらい回し発言をいただきました。

それではと岐阜市に問い合わせ、

(私)ワクチンが余った際に、適当な高齢者が無い場合の、接種券をお持ちでない方の接種は可能か?

(市)確認して折り返します。 →確認後電話をいただきました。

(市)接種しないでください。接種券のお持ちの方のみにしてください。

(私)適当な接種券をお持ちの方を探しますが、短時間で使用できなくなってしまうため、見当たらないと廃棄になってしまう可能性がありますがいいですか?

(市)やむを得ません。

(私)河野大臣のご発言内容からは、廃棄せず接種券もっていない方でも記録して打ってもいいと話されておられますが?

(市)国からは正式な連絡が来ていないので、そういった対応は止めてください。

とのことでした。

大臣は無駄にしないようにと、市は接種しないでと、どちらを信用したらいいのでしょうか。6人ペアで接種しないとあまりが出ますが、接種が進んでくると、高齢者の方の接種が落ち着いてきて余る可能性も十分考えられます。

無駄の無いように対応したいだけなのですが、どうしたらいいんでしょうか。困惑しております。

 

 

写真は実際の接種の様子です。患者様のご厚意で掲載させていただきました。誠にありがとうございます。

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