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不整脈

不整脈とは

不整脈とは、ドキドキの動悸があったり、意識消失感を感じたり、脈が飛ぶ(欠脈)の症状を自覚したり、労作に伴い息切れを自覚したりするところから気がつかれます。

また、自覚症状がなくても健康診断で異常を指摘される場合があります。

不整脈はその名の通りで、“不整な脈”ですが、心臓のリズムが乱れている時のみならず、一定の場合(不整でない)も、“不整脈”の可能性があり多くのタイプの不整脈があります。

また、不整脈すべてが怖い病気ではなく、怖くない不整脈もたくさんあります。いわゆる心臓のしゃっくりの様に起こる不整脈の多くは治療が不要な脈もあります。その一方で、意識消失により転倒などのリスクを来す脈や、致死性不整脈という直接死につながる不整脈も見られます。

不整脈と言われてもまずは怖がらず、正しく不整脈診断をすることが重要です。

 

不整脈診断について

心電図

不整脈の診断にはまずは心電図です。動悸がある際の心電図は診断には有用です。

当院では、二機種の心電図があります。脈波(血管年齢測定)や負荷心電図も行える機械、350gの軽さの往診でも心電図診断できる機械で検査を行っております。それぞれの特徴を活かして心電図診断を行っています。心電図はおおよその機械で自動診断されますが、循環器専門医として波形をよく読み診断しています。

心電図は”電極”をつけますが、リユーザブル心電図電極(使い回す電極)とディスポーザブル心電図電極(1回で使い捨て)があります。当院では、ディスポーザブル心電図電極を用いています。使い捨てのため費用はかかりますが、使い回す電極は吸盤タイプで、胸に痕が残ることがあります。通常は数日でとれるのですが、痕が残らない方がいいと思っています。(痛くない心電図で、痕が残るのが嫌です。)また、使い回すことによる感染のリスクも考えているためです。

心電図検査用ディスポ電極 ニップローデⅢ

ホルター心電図

心電図のみでは、”症状がない”時の診断は有効でないことが多く有ります。このため、ホルター心電図(おおよそ24時間の心電図)を施行しています。24時間胸に貼り付けるのは大変面倒なのですが、当院では新しい器械をつかっているので、入浴、シャワーは可能です。また、装着にてスポーツも可能です。(完全に負荷心電図の代用になるわけではありません。)心電図、翌日の施行のご来院の際に、同日説明を行っております。当院の解析器械で評価を行い、説明をさせていただいております。(おおよその医療機関では、解析センターに依頼して解析後に説明(おおよそ2週間ほどかかります)のようですが、院長自身他院のホルター心電図を月30件程度解析し、レポート作成しております。)

長時間心電図

24時間の測定でも診断困難な場合に、用いる検査です。当院ではhearnoteというコンパクトな製品で検査を行っております。最長7日の計測が可能なため、1日では判断出来なくても1週間装着して判断を行っております。

植え込み型心電図

症状がないと診断確定に至らないため、植え込んで評価をすることもできます。

失神や原因不明な脳梗塞などの患者様に対してですが、体外式の心電図を用いても診断困難な場合に、植え込み型心電図を体に入れ込むこともできます。2-3年程度の使用可能でこれにて診断が可能になる不整脈もあります。挿入には小切開(穿刺)が必要ですが、⑤分程度で終わるため、入れ込み自体は容易にでき当院でも挿入は可能です。

 

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