高尿酸血症とは、血液中の尿酸の濃度(尿酸値)が7.0mg/dLを超えて高くなっている状態です。尿酸値が高い状態が続くと、血液中に溶けきれなくなった尿酸が結晶化し、関節などに溜まっていきます。この結晶に対して体が炎症反応を起こして発症するのが「痛風発作」です。岐阜市中鶉のなかうずらクリニックでは、発作時の対応から発作後の尿酸コントロールまで診療にあたっています。
痛風発作の症状
「痛風」という名前は、風が吹いて患部に触れるだけでも痛むといわれるほどの激痛からきています。ある日突然、足の親指の付け根などに強い痛み・腫れ・発赤が現れ、歩行が困難になることもあります。発作自体は数日〜1〜2週間ほどでいったん治まりますが、根本の高尿酸血症を治療しないまま放置すると、発作を繰り返すことが多くなります。
高尿酸血症が引き起こすのは関節痛だけではありません
尿酸の結晶は関節だけでなく、腎臓など全身の臓器にも蓄積します。
- 痛風腎(慢性腎臓病):腎臓に尿酸結晶が溜まり、腎機能が徐々に低下します。進行すると人工透析が必要になることもあります
- 尿路結石(腎臓結石・尿管結石):尿酸結石が尿管に詰まると、背中や側腹部に強い痛みが生じます
- 動脈硬化の進行:高尿酸血症は高血圧や脂質異常症を伴いやすく、心筋梗塞や脳卒中のリスクにも関わります
当院の治療方針
1. 発作時(急性期)の対応
発作が起きている最中に急に尿酸値を下げると、かえって発作が悪化・長引くことがあります。まずは消炎鎮痛薬などで痛みと炎症を抑えることを優先します。
2. 発作後の尿酸コントロール
痛みが治まった後、尿酸が体内で作られすぎるタイプか、尿からの排泄が少ないタイプかを踏まえ、尿酸生成抑制薬や尿酸排泄促進薬を用いて、尿酸値6.0mg/dL以下を目標に管理します。
3. 生活習慣の改善
プリン体を多く含む食品やアルコール(特にビール)の摂取量を見直し、水分を十分にとり(1日2L程度が目安です)、適度な運動を続けることで、尿酸値のコントロールを助けます。生活習慣病全体を併せて管理します。
当院での検査
- 血液検査(尿酸値・腎機能):尿酸値と腎機能を確認します
- 尿検査:尿酸結石や腎障害の有無を確認します
- 合併症の評価:高血圧・脂質異常症・糖尿病など併存する生活習慣病を確認します
高尿酸血症・痛風についてよくあるご質問
健診で尿酸値が高いだけで、発作の症状はありません。治療は必要ですか?
症状がなくても(無症候性高尿酸血症)、将来の痛風発作や腎機能低下、尿路結石のリスクがあります。数値と併存する病気を確認したうえで、生活習慣の改善から始めるか、薬物療法が必要かをご相談します。
発作が起きました。すぐ尿酸値を下げる薬を飲んでもいいですか?
発作中に尿酸値を急に下げると、かえって痛みが悪化・長引くことがあります。まず消炎鎮痛薬で炎症を抑え、発作が落ち着いてから尿酸のコントロールを始めます。
お酒はまったく飲めなくなりますか?
禁酒までは必須ではありませんが、量を控える必要があります。ビールはプリン体が多く、蒸留酒(焼酎・ウイスキーなど)でもアルコール自体が尿酸値を上げるため、種類にかかわらず飲みすぎには注意が必要です。
薬は一生飲み続ける必要がありますか?
体質や生活習慣によります。生活習慣の改善で尿酸値が安定した場合は減量・中止できることもありますが、自己判断での中止は発作の再発につながるため、必ず相談しながら調整します。
足の親指が急に痛くなりましたが、痛風でしょうか?
痛風は足の親指の付け根に多く見られますが、感染症や他の関節炎でも似た症状が出ることがあります。血液検査や関節の診察で確認しますので、まずはご相談ください。
岐阜市中鶉で尿酸値・痛風が気になる方へ
なかうずらクリニック(岐阜県岐阜市中鶉7丁目72-1)は、内科・循環器内科・呼吸器内科・小児科と歯科を併設し、専用駐車場をご用意しています。内科の診療は月・火・水・金・土曜の9:00〜12:00と16:30〜19:30(受付は午前11:40、午後19:10まで)、休診日は木曜・日曜・祝日です。詳しくは診療時間・アクセスのページをご覧ください。
健診で尿酸値を指摘された方、痛風発作でお困りの方は、当院(内科 058-277-7757)へお気軽にご相談ください。