下肢静脈瘤とは、足の静脈にある血液の逆流を防ぐ弁が壊れ、血液が足に溜まって逆流することで、足の静脈がコブ(瘤)のようにふくらむ病気です。立ち仕事の方、出産経験のある女性、加齢、長時間のデスクワークを行う方に多くみられます。岐阜市中鶉のなかうずらクリニックでは、循環器専門医がむくみの診察と下肢静脈エコー検査にあたっています。
このような症状はありませんか
- 足の静脈がボコボコと浮き出ている、血管が目立つ
- 夕方になると足が重い、だるい、むくむ
- 夜間や就寝中に足がよくつる(こむら返り)
- 足の皮膚が黒ずんできた(色素沈着)、かゆい・カサカサする
- すねや足首の傷(皮膚潰瘍)がなかなか治らない、ジクジクしている
「足のむくみ」は原因の見極めが大切です
足のむくみには、下肢静脈瘤のほか、心不全、深部静脈血栓症(エコノミークラス症候群)、腎臓の病気など、背景に別の病気が隠れていることがあります。当院では「たかがむくみ」と見過ごさず、原因を慎重に見極めたうえで対応します。
当院の治療方針
下肢静脈瘤の手術そのものは当院では行っておりません。かわりに、循環器専門医として「足のむくみの診察」「下肢静脈エコーによる精密検査」「治りにくい足の傷(難治性潰瘍)の局所管理」「医療用弾性ストッキングの選定」に力を入れています。
1. 下肢静脈超音波検査(エコー)による精密診断
痛みのない超音波検査で、静脈弁の逆流の有無や血液の流れ、血栓の有無を確認・評価します。
2. 治りにくい「足の傷(難治性潰瘍)」の処置・管理
下肢静脈瘤が進行すると、血流が滞って皮膚の栄養状態が悪化し、些細な傷が治りにくい皮膚潰瘍へと悪化することがあります。当院では創傷被覆材(ドレッシング材)や軟膏を用いた処置を行い、傷が塞がる状態(上皮化)を目指します。
3. 医療用弾性ストッキングの選定
下肢静脈瘤や慢性のむくみの治療で基本となるのが圧迫療法(弾性ストッキング)です。足のサイズ、皮膚の状態、着脱のしやすさなどを踏まえ、圧力・形状を選び、指導いたします。
手術が必要な場合の連携体制
下肢静脈エコー検査の結果、カテーテル治療(レーザー・高周波・グルー治療)や外科的手術が必要と判断した場合は、提携病院や専門の血管外科へご紹介します。手術後の経過観察や、日々のむくみ・皮膚の管理は当院で継続して行います。
当院での検査
- 下肢静脈超音波検査(エコー):静脈弁の逆流、血流、血栓の有無を評価します
- 足の診察:皮膚の状態、色素沈着、潰瘍の有無を確認します
- むくみの鑑別のための検査:必要に応じて心臓・腎臓の評価を行います
下肢静脈瘤・足のむくみについてよくあるご質問
足のむくみが心配です。何科を受診すればよいですか?
まずは内科・循環器内科をご受診ください。むくみの原因を診察と検査で確認し、下肢静脈瘤であれば当院で、心臓や腎臓が関係する場合はそれぞれに応じた対応を行います。
下肢静脈エコーはどんな検査ですか?痛みはありますか?
超音波を使った検査で、痛みはありません。ゼリーを塗って足に機器を当てるだけで、20〜30分程度で終わります。
弾性ストッキングは市販のものでもよいですか?
症状が軽い方は市販品でも構いませんが、足の状態や下肢静脈瘤の程度によっては、適切な圧力・サイズの医療用ストッキングが必要です。当院で足の状態を確認したうえで選定いたします。
足の傷がなかなか治りません。皮膚科に行くべきですか?
血流の状態が関係していることがあるため、まずは当院で血流の評価と傷の処置を行います。必要に応じて皮膚科など専門の医療機関と連携します。
手術が必要と言われました。この病院で受けられますか?
当院では下肢静脈瘤の手術は行っておりません。カテーテル治療や外科的手術が必要な場合は、信頼できる提携病院・血管外科へご紹介します。手術後の経過観察やむくみの管理は、引き続き当院で行います。
岐阜市中鶉で足のむくみ・傷が気になる方へ
なかうずらクリニック(岐阜県岐阜市中鶉7丁目72-1)は、内科・循環器内科・呼吸器内科・小児科と歯科を併設し、専用駐車場をご用意しています。内科の診療は月・火・水・金・土曜の9:00〜12:00と16:30〜19:30(受付は午前11:40、午後19:10まで)、休診日は木曜・日曜・祝日です。詳しくは診療時間・アクセスのページをご覧ください。
足の血管の浮き出し、夕方のむくみ、治りにくい足の傷などでお困りの方は、当院(内科 058-277-7757)へお気軽にご相談ください。