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長引く咳は2週間が目安|岐阜市中鶉の呼吸器内科で原因を調べる

9月が近づき、朝晩に涼しさを感じる日が出てきました。この時期になると、「夏の風邪はもう治ったはずなのに、咳だけがずっと残っている」というご相談が増えてきます。咳は誰にでも起こるありふれた症状ですが、長く続く咳の背景には、風邪とは別の原因が隠れていることが少なくありません。今回は、咳が長引くときにどう考え、どのタイミングでご相談いただければよいかを、呼吸器内科の診療を行う立場からお話しします。

2週間以上続く咳は、一度ご相談ください

一般的な風邪による咳は、熱やのどの痛みが引いたあと、数日から1週間ほどかけて少しずつ軽くなっていきます。ところが、ほかの症状はすっかり治まったのに咳だけが残り、2週間、3週間と続くことがあります。

当院では、2週間以上続く咳は一度受診していただくことをおすすめしています。長引く咳の原因は、喘息・副鼻腔炎・逆流性食道炎など実にさまざまで、原因が違えば効く薬も変わるためです。市販の咳止めを飲み続けても改善しない場合、薬の量が足りないのではなく、そもそも咳の原因が別のところにある可能性があります。

季節の変わり目に咳が長引きやすい理由

朝晩の気温差

夏から秋への移り変わりの時期は、日中と朝晩の気温差が大きくなります。気道は温度や湿度の変化に敏感で、冷たい空気を吸い込んだときに咳き込みやすくなる方がいらっしゃいます。「エアコンの効いた部屋に入ると咳が出る」「朝の通勤時だけ咳込む」というのは、気道が過敏になっているサインかもしれません。

秋の花粉やハウスダスト

花粉症というと春のイメージが強いのですが、秋にもブタクサやヨモギなど花粉を飛ばす植物があります。また、夏の間に増えたダニの死骸やフンが秋に舞いやすくなることも知られています。鼻水やくしゃみだけでなく、咳という形で症状が出る方もいらっしゃいます。

当院ではアレルギー検査を行っており、血液検査で花粉・ハウスダスト・食物など複数の項目を一度に調べることができます。

長引く咳で考えられる主な原因

咳喘息

大人の長引く咳で特によくみられるのが「咳喘息(せきぜんそく)」です。ゼーゼーという音を伴わず、乾いた咳だけが続くため、「ただの風邪が長引いているだけ」と見過ごされがちです。

しかし、適切な治療をせずに放置すると、約30%(3人に1人)が本格的な気管支喘息へ移行することがわかっています。咳止めが効かない咳が続いているときは、早めにご相談いただきたい理由がここにあります。

気管支喘息

夜間や明け方に激しく咳き込む、息苦しくて目が覚める、息をするときに「ゼーゼー」「ヒューヒュー」と音がする——こうした症状がある場合は、気管支喘息が考えられます。喘息は子どもの病気と思われがちですが、大人になってから初めて発症する方も多くいらっしゃいます。当院では診断から治療まで行っており、内服や吸入薬による治療が中心となります。吸入薬は正しく吸えているかどうかが効果を大きく左右しますので、処方の際にはスタッフが実物を使ってご説明しています。

感染症が原因のこともあります

マイコプラズマや百日咳のように、長く続く咳を起こす感染症もあります。これらは一般的な風邪薬では改善しないため、原因を確かめることが治療の近道になります。

当院で行える検査

咳の原因を調べるために、当院では次のような検査を院内で行えます。

すべての方にすべての検査を行うわけではありません。症状の経過やお困りの内容をうかがったうえで、必要なものを選んでご提案します。

「効かないから抗生剤を」ではなく、原因を確かめる

咳が治らないと、「抗生剤(抗菌薬)を出してほしい」というご希望をいただくことがあります。しかし、ウイルスが原因の咳や、喘息のようにアレルギーの関与する咳には、抗菌薬は効果がありません。当院では院内検査で原因を確かめたうえで、必要な方に必要な薬をお出しする方針をとっています。遠回りのようでいて、これが結果的に早い改善につながります。

受診の目安

次のような場合は、一度ご相談ください。

なお、会話ができないほど息が苦しい、唇や指先の色が悪い、横になれないという場合は、様子を見ずにすぐ当院(内科 058-277-7757)へお電話ください。判断も含めてご相談いただけます。

診療は月・火・水・金・土曜日に行っております(木曜・日曜・祝日は休診)。内科の受付は午前11:40、午後19:10で終了となります。Webからの事前問診・Web予約もご利用いただけますので、ご都合に合わせてお使いください。

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